若蔵 KURA Challenge 2021
左から、中山・石井・執行・片田
メンバー紹介
企画部 中山 30歳
広報業務・商品POP等の製作関連を担当。
製造部 石井 36歳
清酒製造全般を担う醸造家。
営業部 執行 39歳
旭川市内と道東の営業を担当。
製造部 片田 34歳
清酒製造を担う製造部を担当。
「若蔵2021」商品コンセプト
5年目を迎えた今作は、高砂酒造としても初めての試みである“ワイン酵母の日本酒”に挑戦!
ラベルは、日本酒らしい和の雰囲気は取り入れず、
ワインのような優美さを連想させるデザインに仕上げ、
ワイングラスのモチーフにした箔押しを入れるなど遊び心も加えました。
食卓に華やかさを添えるお酒として、飲み終えたボトルをお部屋の
インテリアに飾れるよう、明るく光沢感ある色合いにしました。
ワイングラスを片手に、日々頑張っている自分へのご褒美として…
おうち時間を華やかに彩るお酒に…
週末の夕食、お気に入りのマリアージュと共に…
日本酒が苦手な方も飲みやすいように醸した
ワイン酵母の日本酒を是非お楽しみください。
「ワイン酵母で醸す日本酒」への挑戦
蔵の若手によるプロジェクト(若蔵 WAKAZO KURA Challenge)は、今年で5年目の節目を迎えました。
過去4年間を振り返ると…
2017年/日本酒が苦手な方向けの甘口純米酒
2018年/女性でも飲みやすい味わいの純米酒
2019年/スタイリッシュな男性をイメージした辛口純米吟醸酒
2020年/親子での晩酌や贈り物をテーマにした大吟醸酒
日本酒の持つ多様性を広く知ってもらいたいという願いを込め、毎年酒質とコンセプトを変えてきました。
「若蔵」を通じて、日本酒の面白さ・美味しさを伝えることを目指しています。
新たな日本酒を完成させることは、容易ではありません。大手酒造会社とは違い様々な制限がある中で努力を続けて年々難度を上げていますが、この「若蔵」の取り組みを温かく見守って下さる皆様から『ちょっとやりすぎなくらいの挑戦したお酒を造ってほしい!』とのご要望を頂くことが増えています。そのご期待に応えるべく、今年は更に高度な酒造りに挑戦しました。
それが「ワイン酵母の純米酒 若蔵」です。
ワイン酵母とは、名前の通り“ワインを造るための酵母”です。それを日本酒に転用した純米酒を造りました。
実はワイン酵母を使用する案は、2018年頃から検討はしていたのです。
しかし「若蔵」のみならず髙砂酒造としても醸造経験のない新たな試みであり、必要なデータが全くありませんでした。そのため今年の「若蔵」は、今まで以上に緻密な研究からスタートすることになりました。
ワイン酵母は清酒酵母と比べると、耐アルコール性能が低いことや発酵力が弱いなど課題点が多く、商品として発売できる酒質にすることが困難でした。
試験的に実験を繰り返し何とか目標のアルコール度数まで発酵させても求めている香りではなかったりと、幾度となく壁にぶつかりました。
それらの問題点をひとつずつクリアし、試行錯誤の末ようやく誇れる酒質に到達。
遂に発売に至りました。
「若蔵」では今作初めて、酒造好適米「彗星」を使用しています。
ワイン酵母から出る香りにはスッキリした口当たりの酒が合うのではないかと考え、淡麗さを期待して彗星を選びました。
完成した香りは、清酒酵母にはない白ワインを連想させるフルーティーさの中に、乳酸様の香りがわずかに溶け込んでいます。
冷やしても鼻を抜ける上立ち香が特徴で、ワイングラスで飲むのがお勧めです。
味わいは芳醇な甘口酒ですが、酸味がしっかりと乗り調和もとれています。
食中酒としてはもちろん、食前酒としても楽しめる異色の日本酒に仕上がりました。
香り、味わいそして醸造も。全てにおいて挑戦した新しい日本酒を、是非ご堪能下さい。
(製造部 石井)