高橋 正裕
たかはし・まさひろ

平成15年入社
搾り(しぼり)担当 
好きな酒 純米

■ AKEMI KAWATA
■ TOSHIHIRO SATOU
■ MUTSUNARI ITOU
■ RYUUKI KONDOU
■ MIYOSHI NAGAOKA
■ YOSHIKO ISHIYAMA
■ TAKESHI SAWADA
■ TSUTOMU OHYAMA
■ TSUYOSHI KOBAYASHI
■ MASAHIRO TAKAHASHI

タンク1本から600kg余の酒粕
船頭の沢田さんのもとで、搾りの仕事をしています。この仕事で結構大変なのが粕はがし。もろみの搾りが済んだ後、圧搾機の板一枚一枚に貼りついている酒粕をヘラを使って全部はがしてくの。搾った次の日の朝イチ仕事だけど2時間くらいかかる。圧搾機って板が百何十枚もあるからね。とれる酒粕の量はタンク1本分でだいたい600kgとか700kgです。酒粕って酒の種類によって全然違うかって?そりゃ全然違う。まず見た目の色からして違うね。普通の酒粕だと薄く色がついてるけど、大吟醸の酒粕なんかだと真っ白だから。香りも凄いです。

冬の酒蔵で働いて5年目
実家は中富良野の米農家。夏場は家業で休むヒマもないくらいほんとに忙しいです。冬場ここで働くようになったのは、高砂さんで人を募集してるって近所の人に聞いたのがきっかけ。「素人だけどいいのかい?」って訊いたら「いいんじゃない」って言われて(笑)、軽い気持ちで受けたらすぐ決まって。今年でもう5年目かな。毎年11月頭の仕込みの時からこっちに来て働いてます。ぎりぎり前日まで向こうで(農業の)仕事してからこっちに入ります。


酒造りの仕事は、初めは全然、何が何だかわからんかったし、言われる通りに動くだけ。何週間かしてから蒸米機に付かせてもらった。蒸米の方は2年くらいやったかな。後で訊いたら「蒸米機やると仕込みの順番がわかるから」って。その後で、今やってる搾りの方に移ってアシスタントみたいなかたちでやらせてもらえるようになりました。

農家の仕事とどこか似ている酒造り
酒造りの仕事って結局ものづくりだから、農家と似てるような部分がある。毎日(変化を)見てやる仕事だから、愛着が湧くっていうか。ここで働くようになる前に一回、まったく違う仕事したことあんだよね。全然肌に合わなくて辞めたんだけど、こっち来てこの仕事してみたら「ああ、何かおもしれえなー」って。貧乏性なんだ。体動かして働く仕事の方がいい。 まあ、向こう(中富良野)では半分経営者だから自分が好きに決めて仕事やるんだけども、こっち来ると使われてる身だからね(笑)、うん。指示された通りに動くんだけども、蔵の人って言葉少ないから、あれをあっちにとか、これをあっちにとかしか言わないからさ。あれってのはあれのことだなってのがわかるまでに時間がかかった。
高砂に来て覚えた日本酒の味
酒はね、この会社に入ってから飲めるようになった(笑)。それまでは全然。若い時、ガーッて飲まされてコタコタになってから一切飲まなくなってたから。ここで働くことになって、工場に入ったらまず酒の匂いするしょ。初めはそれだけで「ああ」と思ったけど、だんだん慣れてきたら普通になって。今はもうたぶん体に酒の匂い染みついてんだと思うよ。いろんな酒飲んでみて、だんだん味がわかるようになってきたけど、好きなのは純米かな。おいしいなと思う。正月に中富良野に帰る時にお土産で持ってくのは「一夜雫」。お神酒にしたりね。「高いんだろ、なんぼすんのよ」とか言われて(笑)、値段言ったら「そんなにすんのか」って。でも開けたら30分であっというまになくなるけど。うちは両親とも普段そんなに酒を飲むことはないんだけど、どっちももともと酒は強い家系らしい。俺もしっかり継いでると思う(笑)。でも、飲んだらすぐ顔には出るよ。ただ夏だと真っ黒に日焼けしてるから出ても全然わかんないけどね。