大島 浩史
おおしま・ひろし


平成25年入社
ボイラー・搾り担当
好きな酒
初しぼり

■ RYOU NAKAGAWA
■ MUTSUNARI ITOU
■ YUUKI ISHI
■ MIYOSHI NAGAOKA
■ YOSHIKO ISHIYAMA
■ TSUTOMU OHYAMA
■ TSUYOSHI KOBAYASHI
■ HIROSHI OHSHIMA

仲間の「造る」を支える、仲間と「造る」を高める。ものづくり魂が支える蔵仕事。
ボイラーの火入れから始まる朝
毎朝7時半前には来てボイラーを暖め、8時までにはそれぞれの部門に蒸気を送ってスタンバイを完了させるというのが日課です。ボイラーでつくった蒸気はバルブで各所へ運ばれ、蒸米や洗瓶に使われたりするほか、暖房にも使われます。蔵は寒いですけど、ボイラー室はあったかいですよ(笑)。ボイラー作業は以前、建設業界で働いていた時から経験があったので、入社二年目ですが責任者として担当させてもらっています。

二人体制で搾りを担当
ボイラーの他に兼務で担当しているのが搾りです。タンクのもろみをヤブタと呼ばれる圧搾機に通して酒と酒粕に分けていく工程です。搾りのペースは一日一回。最初は何が何だかわからなくて失敗もしました。申し訳ないですけど、こぼしてしまったことも。叱られたかって?いや、そういうことはないです。叱るとかではなく、その都度きちんと教えてくれたり、アドバイスをしてくれます。ただ、ずっとそばに人がいて指示をもらえるわけでもなくて、皆さんそれぞれの持ち場があるので、実際に動きだしてしまうと現場には自分ともう一人の担当者だけになるんですよね。
作業の前にしっかり説明してもらってその時はわかったと思うんですけど、現場ではその都度いろんなことが起きたりするので、そういう時は二人で相談しながらやってます。そしてわからないことはまた訊きに行って、自分達でやってみて、の繰り返し。二人とも初心者だったので去年は苦労しました。二年目の今もほぼそういう感じで経験を積んで仕事を覚えている最中です。

自分で搾った酒の味
旭川に長くいて、もちろん高砂酒造も知ってましたし、売店に来たこともあったけど、こっち側(酒蔵)がまさかこんなふうになっていて、この古い建物の中で酒を造ってるなんてまったく想像していませんでした。そもそも酒がどうやって造られるのかも知りませんでした。以前は酒といえばビール(笑)! でも縁あってこの蔵で働くようになり、最初に自分で搾った酒を飲んだら本当においしかった。「初しぼり」っていう商品で今年は販売してないんですけど、今だに一番おいしい酒はあれだと思っています。そんな感じでここで働くようになってから日本酒も飲むようになりました。でも日本酒のことをわかっているかというと全然。高砂の酒をどう思うか、ですか? 正直、わからないです。

ものづくりの面白さを実感して
畑違いの業界から来たので、酒造りの面白さはわかりませんが、ものづくりの面白さはわかります。特にここはみんな手で造るから。ヤブタから酒粕をはがして板粕にして、それを手で袋詰めしていくとかもそうですし、アイスドーム造りもそうですし、何から何まで人力。機械に任せておけばいいというような工程はなくて、機械で搾る時にしても(フィルターの)枚数を増やすか減らすかとかその都度判断して決めてやらなければいけないので、そういう面では面白さの反面、難しさも伴うなと感じています。

門外漢だからこそ新たな挑戦も
酒造りは伝統を受け継いで今に至っている仕事だから前のやり方を踏襲してっていうのがベースにあるんでしょうけど、自分のように異業種出身の人間がものづくりっていう視点で見た時、もっとこうしたら合理的になるとか効率的にできるとか、改良の余地は随分あるように思います。まだ酒のサの字もわからないので毎日初めて知るような新しいことばかりですけど、自分なりにできることから少しずつ始めて、いい意味で変えていけたらいいなと思っています。


飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。お酒は楽しく、ほどほどに。