石井 祐樹
いしい・ゆうき

平成22年入社
放冷・仕込担当 
好きな酒
全部
(いつか自分で造りたい酒も
含めて)

■ RYOU NAKAGAWA
■ MUTSUNARI ITOU
■ YUUKI ISHI
■ MIYOSHI NAGAOKA
■ YOSHIKO ISHIYAMA
■ TSUTOMU OHYAMA
■ TSUYOSHI KOBAYASHI
■ HIROSHI OHSHIMA

日々の現場で推理と判断
蒸した米を冷やす「放冷」と、杜氏に教わりながら「仕込」を担当しています。今年は放冷機が新しくなり、冷えるのが前より速くなったのと、もやし(麹菌の胞子)を振る機械も付いたので、効率が良くなりました。仕込の方で今教わっているのは酒母の温度管理です。もろみの温度管理は去年から教わってやってるんですが、今年からは酒母もということで。温度管理というのはほんと難しくて、外気温とか室温とかによっても変わってきます。量によっても変わってくるので、蒸米の温度、水麹の温度、全部考えて仕込む温度を計算しなければなりません。反面、(理屈ではなく)感覚でいくところも結構あります。あと、温度を測定するにしても、仕込んだ直後は完全に混ざってなかったりして均等でないので、少し時間が経ってから測ったり、様子を見ながら慎重にやってます。

時にはバイオ実験にも挑戦しながら
大学の生物工学科を出て、以前は健康食品関係の会社で研究開発や実験をする仕事をしていました。髙砂に入ったのは、大学時代の友人が酒造メーカーで働いていて、その関係で声をかけてもらったからです。日本酒はもともと好きだったんで、何の抵抗もなく(笑)。一年目の去年は仕事を覚えるので精一杯だったんですけど、今年はその延長線上でいろいろ考えて仕事してます。やりたいこと、ほんと多いですね。あれも、これも、こんなふうにしたい、もっとよくできるんじゃないかって。
今年は手の空いた時にちょっとずつ実験なんかも自分でやってみたりしています。麹の糖化力を測定したり、酵素をどれだけ入れたら良いかの統計をとってみたり。あと、今年の米の溶け具合とか、去年と比較してどうかっていうようなデータ作りから今入ってるところです。

酒造りの世界はチームワーク
蔵人という仕事について感じたこと、ですか?体力的には確かにかなり大変なところもありますけど、体動かすの好きですし、面白いですね。みんなのコミュニケーションがとれてないとできないっていうのも。私の担当は放冷からですけど、その前の蒸し具合がどうだとか、さらにその前の米洗いの時はどうだったとか、みんなつながっていて、どこが欠けてもダメっていうような。それはもうみんな信頼しあってってことですよね。

いつか造ってみたい酒
お酒は何でも好きなんですけど、学生の頃から日本酒が一番好きでした。まさか自分が日本酒を造る立場になるとは思ってなかったですけど(笑)。 この仕事をするようになってからは、普通にお店で飲む時も、楽しみ方、感じ方が全然変わりましたね。酒って蔵によって個性が違う。それを味わうのが楽しい。たとえば同じ米を使ってても、うちの純米とよその純米でどう違うか、とか。去年、鑑評会に杜氏と一緒に行ったんですけど、どうやって造ったんだってびっくりして盗みたくなるような凄い酒もありましたね。やっぱり東日本の方がきりっとしていて飲みやすいとかおいしいとかって言われてますけどね。
髙砂の酒の個性って、親しみやすい味じゃないかなと思います。個性を主張し過ぎない。日本酒は得意じゃないっていう人でも飲みやすいというか。そういう友人に飲んでみてもらった時、「あ、これなら飲みやすい」って言ってましたね。いつか自分が杜氏になって造ってみたい酒、ですか? 日本酒が好きじゃない、飲めないっていう人にも親しんでもらえるような酒が造ってみたいなっていうのはありますよね。


飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。お酒は楽しく、ほどほどに。